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2006年07月29日

オンブック・サイト1周年のご挨拶

*オンブックは2005年6月にサイトをスタートさせ、1年余りで30数冊の新刊を発行し、現在も続々とユニークな書籍の発行計画が進んでいます。最初の1年は、発行体制を作るだけで汲々としていましたが、ようやく内容・発行スタイルと共に「新しいスタイル」を作り出しているという自信が出てきました。

*既存の出版界は大きな転機を迎えています。それは出版社の内部的な問題(出版冒険主義が排除された保守的管理システム、編集者の能力低下など)から流通構造の混乱(新刊点数の激増による無秩序な品揃え、返本率を抑えるために仕入を押さえるだけの取次機能など)、そしてこれまでの出版業界以外のアウトサイダーの活躍(ブックオフやアマゾンのユーズドなど)により、戦後数十年の出版界秩序は崩れようとしています。

*賢い出版社は、新刊競争に血走るのではなく、既刊本の見直しを計りながら確実に売れる商品をリニュアルして出そうとしています。大量生産=大量消費=ベストセラーという出版の喜びもテレビの力を介して今後も続くと思いますが、もうひとつ、それとは違う小規模な価値観グループに対する、小規模出版ソリューションが必要だと、私たちは思っています。オンブックは、「1to1のオンデマンド出版」から「1000部単位の小規模出版」までの範囲の中で、新しい時代のビジネスモデルを確立していこうと思っています。

*オンブックは、日本の出版業界を活性化するために、あらゆる方策を駆使し、展望を見つけていきます。特に出版業界の閉鎖性に悩んでいる業界関係者の皆様とは、相談しながら進めて行きたいと思います。ぜひ、ご連絡ください。

▼オンブックが現在、推進中の企画は以下です。

1.オンデマンド出版社
*オンブックが単独で書籍発行を拡大していくには限度があります。
*オンブック出版社は、単なる「小さな出版社」ではありません。大学、研究機関、NPO、企業など、別の目的を持ちながら活動している団体に対して提携を申し込んでいきます。

2.出版コンテスト
*テーマごとに外の企業や媒体と提携して出版コンテストを計画しています。
*賞品は書籍発行が基本になります。
*第1回は、9月からスタートする「ケータイ文学賞」(ソニーピクチャーズエンターティメント+オンブックの共催)です。

3.自費出版リターンズ
*自費出版を出したけど、そのままで終わっている著者はたくさんいると思います。
*オンデマンド出版は、在庫なしのロングテール販売が可能ですから、一度作った自費出版をオンブック化することにより、永続的な書籍発行が可能になります。

4.音ブック
*CD、DVDなどの小規模流通システムを実現したいと思っています。
*ライブ活動をしているバンドや、自主映画の制作者の皆様、ぜひご検討ください。


2006年7月29日
オンブック 橘川幸夫