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社長日記

2008年04月29日

一週間の日記 4月28日から5月3日まで

4月28日(月)
◇昨日の日曜日、フレンドリーラボの後藤くんが作ってくれた深呼吸システムが動きだした。20数名の深呼吸歌人が自分のブログで毎日一本ずつの「深呼吸する言葉」を書き続けている。それがRSSを介して一同に集まってくる。橘川がイメージした通りの展開が、いよいよはじまる。
1.それぞれが、それぞれの場(ブログ)で自立的な表現活動を行う。100文字以内、1日一本というのがルールだ。毎日書いていくと、今までの自分を現す言葉だけを使っていると、足りなくなる。いきおい自分の視野や問題意識が広がっていくはずである。
2.そうして作られた言葉が集まってくる。それぞれがライターであり相互読者である。読者として気にいったフレーズには賛同の印がつけられる。これも、これまで自分の評価は自分や自分の周辺からしか行われていなかったものが、「第三者」の目に触れることによって、何より自分自身が驚くことが多いだろう。自分が気にいってるフレーズが賛同されなかったり、たいしたことないと思っていたフレーズが評価されたりと。
3.僕は、深呼吸する言葉をムーブメントにしたい、といってきた。それは近代の文学運動の多くが「白樺派」とか「第三の新人」とか、社会的ムーブメントとして起こり、そこには、まず仲間がライバルであり大事な読者であるという刺激があった。今のインターネットのように、読者に対してバリアーをはった上で個室執筆するのとは違うのである。「表に出て」書くとは、こういうことである。
4.そうした相互評価され成長していく言葉が増大していけば、貴重な「コンテンツ・バンク」になる。このコンテンツを外部のクリエイターやビジネスマンに公開することによって、新しい社会の動きが始まるはずなのである。
5.インターネットやブログといった外国からの輸入技術の中で、僕たち自身の文化を花ひらかせたいと思っている。このことについては、「深呼吸宣言」及び「やきそばパンの逆襲」を参考にしてください。

◇ということで、第一期「深呼吸歌人」を108人募集しています。やる気のある人は、早めに登録してください。おたおたしてると、さっさか先に行っちゃうよ(笑)

4月29日(火)
◇「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」は、僕にとって「第2のデビュー」であり、いろいろと意味のある本です。僕は20歳の時からロックを意識しながら生きてきて、20代の後半にイギリスでパンクが登場して、「音楽だけのロックは終わった。これからはパン屋さんはパンを作ることでロックをすべきだし、銀行員は金勘定することによってロックをすべきだ」と思ったのです。それで、別冊宝島で「仕事型録」を作り「ポンプ」を創刊した。その後「企画書」という単行本を出して、マーケティングやメディア開発の世界に進んだ。根本にあるのは、20歳前後で感じた「ロック」というラジカリズムを、どうやって社会的な装置の中で具体化していくか、という問題意識であった。僕がビジネスも出来ないのに、主にビジネス書をたくさん出してきたのは、ロックのエートスを社会化するためだ。

◇今回の本は、そうした「大人の行動」を一度やめて、子どもの頃の「ロック少年」に戻ろうと思った。戻れるのかどうか分からないが、とにかく、そういう発想で言葉を作り、選んだ。今度の本には108本のフレーズが収録されているが、実はこの本のために1000本以上のフレーズを2ヶ月の間に書き上げている。エネルギーの爆発、というのは、そういうことなのだ。今も、時々、噴火するので(笑)フレーズがたまっていく。

◇最初のフレーズは「すべてのロックはラブソングであり、すべてのメールはラブレターである」。実は「すべてのロックはラブソングである」と書いたのは僕ではなく、70年代のロッキングオンの仲間であった岩谷宏である。「すべてのメールはラブレターである」というフレーズの元ネタは、僕が70年代に書いた「すべての投稿は社会に向かってのラブレターであるべきだ」というところから来ている。この言葉は70年代にマンガ家の真崎・守と話していて思いついたフレーズである。20代の僕に最も影響を与えた岩谷宏と真崎・守に親愛の意味を込めて、このフレーズを巻頭に捧げた。

◇「本」もまた社会に向けてのラブレターである。最初の単行本である「企画書」を出した時、読者葉書がついていて、200名以上の読者が返してくれた。僕は嬉しくなって全員の住所を宛名書きして、手紙をコピーだったが同封して送った。ここから、新しい関係が生まれてくるのだな、と思ったら、その私信に反応してくれたのは、ほとんどなかった。

◇インターネットの時代なので、僕が本を出すと、あちこちのブログで感想が聞ける。僕は、それは社会的返信だと思っているので、こまめに検索しては、ちゃんと読んでくれただろう人には、コメントで感謝している。mixiには10数本のレビューが掲載されていて、知り合いも2人ほどいたが、ほとんどはまるで知らない人で、凄く嬉しかった。「私の言いたいことは本の中に書いてある」と言って、読者とのコミュニケーションを拒絶する作家というのが、僕にはまるで理解出来ない。なんのために本を出しているのだろう。今のこの時代の中での関係だけが全てだと思うのに。村上春樹さんって、いくらたくさんの読者がいたって、友だちいないんじゃないの(笑)

◇今朝、あしゃぬまんが教えてくれた「Dainさん」という方のレビューは、僕が「ロック少年」に戻ったことを正しく受け止めてくれて、とても嬉しかった。こういう人たちに僕の言葉がつながり、やがて大きなムーブメントになっていくことを信じる。ロックとは強く信じることだから。

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

4月30日(水)
◇深呼吸する言葉ネットワークに続々と人が合流してくる。この流れの意味は、やがて、分かるだろう。今、言ってもリアリティがないからね。

5月1日(木)
◇ロッキングオン会議
◇オンブック会議
◇教育CSR会議

◇橋本大くんが「情報考学」で書評をしてくれた。彼は今やトップブロガー。10年前、彼が学生の時に、松下電器の仕事などを手伝ってもらったことがあった。当時から「アクセス向上委員会」でネットの世界で知られはじめていたが、大学を卒業する時に、企業に入るかベンチャーでやるか悩んでいた。

◇何か時代の新しいことが始まる時に最初に取り組んだ人の中から、その流れを大きくしていく人たちが育ってくる。だから僕は時代の変換期には、かならず「キーマン型録」を作ることにしている。インターネットがはじまった頃は、「宣伝会議」や「朝日新聞」に企画を提案して、インターネット・キーマン型録を作らせてもらっていた。はったりばかりの有名人ではなくて、自分の手足で新しい動きを探っている人たちを探した。その作業の中で橋本くんの存在を知ったわけだ。

5月2日(金)
◇事務処理。

5月3日(土)
◇世界樹の迷宮II 〜諸王の聖杯〜。ようやく25階へ。

◇今週は「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。」のアマゾンでランキングは200位から400位の間を推移。100位というのが物理的に大きな壁なんだろうな。みなさん、本を買ってしまった人は、プレゼントにどうぞ(笑)

2008年04月27日

一週間の日記 4月21日から4月26日まで

4月21日(月)
◇4月20日づけの西日本新聞で「若者の自動車離れ加速」というような一面巻頭記事があり、そこに橘川のコメントが載った。先週、記者が来て2時間ばかりレクチャーしたが、コメントは、どうということのない発言になってる。せっかく、1984年に自動車工業会の機関誌に書いた資料まであげたのにね。まぁ、新聞はこんなものだろう。それは良いんだけど、この記事が2chで取り上げられて、やたらと僕の名前が出てくる(笑)。

◇毎日1本の「深呼吸する言葉」が日課になった。だいたい深夜の12時前後に書くことにしている。「一週間の日記」は毎週土曜日に書く。これで個人的な「新聞」と「週刊誌」のスタイルが確立した。あとは「月刊・壁」を定期刊行すれば、僕なりのメディア・プロトタイプは完成。メディアは出すのも読むのも定律のリズムが必要なのだ。

◇午前中、女子高生(定時制)のシオリちゃんを亀田くんが連れてきて、特別にリアルテキスト塾を開講。一人ではやりにくいので、スタッフの井上くんと萌ちゃんも参加。修了後、庄やでランチ。

◇今日は、ロッキングオンの同窓会。代官山の駅で、松村雄策、大類信、斉藤陽一と待ち合わせ。30数年前と変わることなく、松村が約束の時間に来ない。先に店に行って渋谷陽一と合流したら、だいぶたって松村も現れる。いいねぇ、変わらないということは。

◇お店は、渋谷が指定した「延楽」。ヒルサイドにある高級割烹。打ち合わせの時に、てっきり渋谷がおごってくれると思ったが……
キ「代官山の料理屋なんて高いんだろ?  おごってくれるんだろうな」
シ「そういのはみんなが気分悪いだろうから、ワリカンな」
キ「別に気分は良いと思うがな。ワリカンなら、天狗で良いよ」
シ「オマエ、せっかく大類がフランスから帰国するんだから、うまいもん食わせたいと思わないのか」
キ「大類だって、天狗の方が落ち着くと思うよ」
シ「じゃあ、5000円だけ払えよ。それのが大類も喜ぶって」
キ「年収に応じてスライド制って、どうだ」
シ「バカヤロウ、それならオレが全部払わなければならないだろう」
って、渋橘対談でした。

◇渋谷のお気に入りの店で、鯛飯がうまかった。話は、いろいろと盛り上がり、みんな、ほんわかした気分になれた。終了後、松村、大類、斉藤らと、代官山のカフェへ。橘川が酒飲めないので、静かなものだ。昔は、このメンバーが夜に会えば、めちゃくちゃになったものだ。ロッキングオンで橘川のことを怖がっている社員がいるということだ。なんでも、昔、そいつが新入社員だった頃、編集部に酔っぱらった橘川が現れて、スタッフたちにいきなり噛みついてまわったということらしい。ああ、そういうこともあったかも知れない(笑)。70年代の新宿ゴールデン街では、橘川は「歯形もりお」という徒名であった。酔うと誰かれなく噛みつくので、歯形がついてしまうというので(苦笑)。おかげで、よく知らない人から殴られたり投げ飛ばされたりしたが。

4月22日(火)
◇夜中に深呼吸がらみの作業をすることが多くなって、昼間は眠い。昼間は外向けに意識の窓を開けておかなければならないので、やはりクリエィティブなことになると深夜の時間帯になってしまう。

◇夕方、池袋の島根歯科。島根さん、高崎くんと、いつものうどん屋へ。

4月23日(水)
◇四本淑三が来社。珍しく電車に乗ってきた。四本は中学生の頃にロッキングオンに投稿してきてレギュラーのライターになった。ちょっと特別な能力と体質を持った男だ。深呼吸する言葉の音楽化を相談。途中、坂本正治さんの里山プロジェクトで盛り上がる。

4月24日(木)
◇ロッキングオン会議。

◇オンブック会議。コンテンツワークスの荻野社長、三宅さんと打ち合わせ。

◇教育CSR会議の打ち合わせ。サイトの整理が出来る。

◇金子くんからメールで報告あり。新宿紀伊国屋で「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」のシオリを大量配布中。本はサブカルコーナー。

4月25日(金)
◇深夜作業が多くなって、ばてる。午後から横浜にいって、サウナでだらける。スカイタワーのサウナ室からは港が見える。目の前にはニッサンの新ビルが工事中。ニッサンはもう外資なんだな。スカイラインは外車か。

4月26日(土)
◇滑川海彦が昼間に来てランチ。午後から市川昌浩が来て、3人で打ち合わせ。なんだか、80年代の橘川幸夫事務所時代が復活。滑川・市川の情報感知力は変わらずに凄い。

◇林雄二郎さんと学芸大学の駅で待ち合わせ。林さんは、いつも約束より15分くらい前に来ているので、30分前に行ったら、もう来ていた。別に老人になってからではなくて、若い時から約束したらなるべく早めに行って待ってた、とのことだ。

◇林さんを連れてガーデンカフェの会議室へ。参加者10数名で「森を見る会」。林さんも満足気にお話をしてくれる。草野隆史くんが久しぶりに来る。慶応SFCの秀才で、石田くんたちとDTIの創設にかかわり、橘川の紹介でサンマイクロに入った。退社後、フリービットに合流したが、今は独立してブレインパッドの経営者。30人ぐらいのスタッフを率いているらしい。SFCの一期生、二期生は、日本のIT世界の一つの潮流を作ったわけで、時代的に優秀な人が揃っていると思う。大学の役割とは、こういうことなんだな、とも思う。

◇会の終了後、デメ研サロンを開始。15歳のシオリンと91歳の林さんが同じ席で会話。年齢差76歳。林さんに、「昔は文学青年だったんですか」と聞いてみる。林望さんの書いたもので、そういうような記述があったのを覚えていたからだ。そうしたら、林さんが若い頃に書いた小説が奇跡的に残ってる、ということだ。「ぜひ、読ませてください」とお願いする。

◇フレンドリーの後藤くんと、深呼吸の今後について打ち合わせ。橘川、小林、後藤、信國乾一郎と「兆八」で歓談。


2008年04月19日

一週間の日記 4月14日から4月20日まで


◇深呼吸する言葉ネットワーク

◇デメ研サロン

◇橘川幸夫事務所


4月14日(月)
◇「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」の反応がとても面白い。これまでの読者の人たちの反応も楽しかったが、それ以上に、はじめて僕の本を読んだ人たちの反応が嬉しい。何人か「本を読んで泣いた」というメールがあった。タイトルがタイトルなだけに(笑)変な気持ちだが、僕の本はドラマではないし、泣かせるために作ったわけでもないので、素直に嬉しい。返事は、だいたいこんな感じ。「泣きそうな気持ちを、泣かないで言葉にしてください」と。言葉の力を、あらためて感じた。「トイレの中に置いて何度も読み直す」というメールも数人いた。トイレの常備本として売りたい(笑)

◇今回の本の失敗は連絡先を入れなかったことだな。僕は自分の著作には最初から住所とか電話番号とかメールアドレスを入れてきた。本はパブリックな手紙だと思っていたから。70年代のロッキングオンは、ライターの住所を全部入れていた。途中から渋谷とか松村はイタズラみたいなのが増えてきたので編集部気付けにしたが、僕は最後まで掲載していた。今回は、うっかり入れ忘れたのだが、mixiで検索してメールくれる人が何人かいた。こういう時にmixiのパワーとを感じる。レビューの検索をしてみると、9本もレビューが載ってる。アマゾンでも6本、greeは0本だ(笑)。これまで、連絡名簿はgreeにまとめていたが、今後はmixiに移そう(笑)。橘川とマイミクしていない人は、申請してください。深呼吸のコミュも作りましたので登録してください。

◇ソニーデジタルエンターティメントの福田淳さんが来社。講談社の入江さん、ライターの福田さん(女性)も同行で、新刊のインタビュー。面白そうな本だ。詳細は発行日が決まってから公開ということで。終わってから先週、フレンドリーの後藤夫妻と行った、ネパール料理店へ行く。福田さんは、社長だが、事業に失敗したらいつでも辞める覚悟でイメージトレーニングをしている、という話が秀逸。この辺が単なるサラリーマン社長とは違うところだ。

4月15日(火)
◇「深呼吸する言葉ネットワーク」に続々と新しい人が合流してきた。対応が大変だが、そういう実務は昔から慣れているし、好きな方だ。なにしろ、ロッキングオンやポンプの時代は、数百枚単位で宛名書きしたり文書をコピーしたり名簿作りして、郵便で連絡を取り合っていた。今はメールで済んでしまうのだから楽なものだ。

◇フレンドリーの後藤くんが来て、「深呼吸する言葉ネットワーク」のシステムについて相談。僕のやりたいことを説明する。そのあと、橘川夫妻と後藤夫妻の4人で近所の小料理屋へ。僕以外は、宝塚とサッカーの大ファンなので、その話が盛り上がると、蚊帳の外(笑)。ファンの話はファンでないと意味がない。

4月16日(水)
◇虎ノ門の文部科学省に行き、ランチの時間を使って文科省の10数人の皆さん相手にミニ講演を行う。かなり本質的なことをレクチャー。ほとんどリアルテキスト塾である。皆さん、なかなか反応を表に出さないので不安だったが、帰ってから担当の御厩さんからメールが来て「感情を表さないのは職業的な習慣なのでご容赦を」ということで、反応を聞いたら、若い人たちには好評だったとのこと。安心。

4月17日(木)
◇ロッキングオン会議。来週、渋谷・大類・松村・斉藤・橘川で食事をすることになっているので、渋谷と相談。当然、渋谷がおごってくれるものだと思っていたら、割り勘だと(笑)。

◇オンブックの会議。教育支援協会の『自然体験活動基本要綱』がスタンバイ。こういう活動報告は、継続的に出していきたい。

◇コンテンツワークの荻野社長と三宅さんが来社。三宅さんは転職なので、今後は荻野さんと打ち合わせを進める。

◇金子・妹尾・周平くんらと会議。「教育活性化キーマン99」と「地域活性化キーマン99」という本を準備する。その他、いろいろ案件が重なってきた。

◇西日本新聞の川合さんが来社。「なぜ自動車が売れなくなったか」という記事を書いていて、大きな流れの中で自動車を語っている人がいなくて、自動車工業会の機関誌に僕が昔書いた原稿を見つけてきて取材したいということだ。そういう話は、いくらでも出来るので、まくしたてる。こないだの文科省でのレクチャーと同じ文脈だな。時代の構造を見ようとしないで、眼前の課題だけの解決法が多すぎる。最後には、「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」の本をプレゼントして終了。

◇取材が終わって、金子くんたちと再合流して、今週2度目のネパール料理店へ。

◇自宅に帰ってから、急に「深呼吸する言葉」をフラッシュでまとめたくなって、朝方まで作業。元・写植屋の血が騒ぐという感じか(笑)。

■深呼吸和歌集 1

4月18日(金)
◇午前中、銀行処理。デメ研の決算月だ。

◇日販から「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」の「しおりん」が届く。派手な栞だ(笑)。日販系の書店で配布になりますので、書店で見かけたら、受け取ってください。事務所にもありますので、欲しい人がいたら寄ってください。

▼これが橘川新刊の「しおりん」。10種類の栞があります。裏は本の広告です。
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◇午後から自宅に帰って、「深呼吸する言葉ネットワーク」の会議室を作ったり、あちこちに連絡したりして一日が終わる。

◇僕なりの「深呼吸する言葉」の心得をまとめてみよう。

1.「深呼吸する言葉」は情緒と思索を止揚していこうとするものです。感情をぶつけるだけでは伝わらない、理屈だけで攻めても伝わらない。そうです。「深呼吸する言葉」とは、書くために書くのではなく、伝えるために書くものなのです。

2.深呼吸する言葉は日常の生活の中で作られます。パソコンや書斎の中で意識的にひねり出したものではありません。生活する肉体の中から分泌されます。自然に出てくる感覚を大事にしてください。

3.一日一本だけ、私たちに渡してください。たくさんの思いが溢れてきても、一本だけです。一日一回「決める」という行為も大事なことです。みんながみんな溢れ出た言葉を発散させても、受け止められません。決めて、発信してください。

4.言葉の手直しは構いません。自然に出てきたものだけが自然とは限りません。伝わりやすく加工することは、読み手に対してのやさしさです。

5.多くの人が、生活の中で感じながら考え、言葉にして選んで発信する。こういう動きが広がれば、少しは風通しの良い社会になってくれるのではないかと思います。無味乾燥なコメントや、勝ち負けだけの突っ込みにはうんざりしませんか。

6.みんなの「深呼吸する言葉」がたまってきたら、いろいろなカタチで再編集されリミックスされて再発信されます。もちろん、深呼吸する言葉を発信している人であれば、誰でもリミクサーになれます。時代をいろんなステップでダンスして行きましょう。

4月19日(土)
◇来週の土曜日の16時から、林雄二郎さんと「森を見る会」を学大・ガーデンカフェで行う。その後、同じ場所で食事。「森を見る会」は勉強会です。参加したい人は橘川まで連絡ください。

◇なお、これから毎月最終土曜日の夜はデメ研サロンです。いろいろネット上では書けない情報も(笑)教えます。深呼吸歌人の方も遊びに来て下さい。

◇21日の月曜日の午前中ですが、リアルテキスト塾を受けたいという、女子高生しおりちゃんのために、単独講座を行います。単発レクチャーです。平日のこの時間ですが、デメ研に来れる人がいたら、どうぞ。自分で言うのもなんですが(笑)とてもタメになる講座ですよ。

4月20日(日)
◇今回の新刊「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」は、いろんな意味で僕にとって新しい事件です。まず、この本は僕にとって「第2のデビュー本」であるということ。これまでは、どちらかというと自分のために本を出してた(笑)。自分が何を考え、何にこだわっているのかを整理するために文章を書いていたのだと思う。今回のも、そういう側面はあるけど、より外側に向かっています。なので、これまでの読者とは違う人たちのところに届けたい、という意識が強い。

*本のスタイル・内容とも、今の出版の流れからは異質だと思うので、どうすれば販売促進が出来るかを、いろいろ考えた。なにしろ、書店側も本の置き場に困っているようだ。新宿紀伊国屋だとサブカルのコーナー、梅田紀伊国屋だと詩歌のコーナー。どちらも違うと思うのだが(笑)

*お金かけないで販促するにはネットの利用を最大限に使う必要がある。ただ、いわゆる「アルファーブロガー」というのは、IT関係者が多いので、僕の本のようなものが受けるのかどうかは分からない。IT関係のブロガーと親交のある滑川海彦に相談して、そちら方面は滑川のネットワークで献本をお願いした。早速、有力ブログである「ネタフル」「みたいもん」に取り上げていただいた。凄い情報伝播力だ。

*その他、影響のあるブロガーには、いろいろと働きかけをしている。IT関係以外のアルファーブロガーというのは、ほとんどバラバラで、個別にあたるしかない。この辺は逆に、ビジネスチャンスがあるのではないか。

レビュージャパン(khipu)の方では、近日、読者プレゼントを行う予定。まずは読んでもらうことが大切。

*250名を集めて出版パーティを開き、参加者に本を進呈した。僕のパーティに集まる人は、それぞれネットワーカーだから、それぞれのブログで紹介してくれた

*携帯電話の世界では、ソニーの福田さんにお願いして、世界初の「書籍案内の携帯待ち受け」をフリーサービスしてもらっている。とてもカッコ良い。

携帯待ち受け(制作提供・ソニーデジタルエンターティメント)
下記のURLを携帯電話に転送してアクセスしてください。
http://mm.spe.jp/s/cpn/kotoba/top.php

*書店対策としては、本書のフレーズをデザインした「しおり」を制作して来週から全国の日販系の書店で配布する。これも、かなり画期的なことだと思う。

*ということで、これだけ多様な販促活動に熱心な著者も少ないだろう。こういうのが好きだということもあるが、本の売れ行きは、いまひとつ(笑)。ただ読んでもらいたい新しい読者のところには少しずつ届いているようで、反応のメールは凄く嬉しい。

◇相変わらず、僕のやることは、一人だけで頑張るものではなくて、みんなの動きにして行きたいことのプロトタイプ開発。「深呼吸する言葉ネットワーク」は、この1週間余りで20名近い合流者が開始した。

◇『一人で何かをすること、一人で考えたり思ったりすること、それはどのようなものであれ最終的に「たいくつ」する。たとえ、仕事が忙しくたって、時間に余裕がない人でも「たいくつ」している。部屋に閉じこもってプラモデルづくりに熱中している人でも、心の奥底で「たいくつ」する。〈みんな〉でやるしかない。一人でドデカイ陰謀をはりめぐらすことよりも、みんなで、ささいなことをはじめるほうが「たいくつ」しない。』

上記の文章は、1978年に「ポンプ」を創刊した時の編集後記のようなものです。全く30年経っているというのに、やってることも思ってることも、おんなじ(笑)。成長しないのか、最初から、たった一つのことしかやる気がなかったのか。

*橘川の「ポンプ」創刊の時のメッセージは「こちら」を。1978年の文章であることに笑ってください。

◇ということで、「深呼吸する言葉ネットワーク」への合流を強く望みます。

◇毎年、春の日曜日のどこかで蚕豆をゆでる。蚕豆はなにか引き寄せるものがある。以前に、蚕豆をテーマにした物語があったことを思い出して、「後ろ向きブログ」に搭載。この物語も、広大な展開を意図しているものだが、しばらくしてから動きを再開しようと思う。ゆでたての蚕豆はとてもとてもおいしい。

2008年04月12日

一週間の日記 4月6日から4月13日まで

▼おしらせ
◇毎月、最終土曜日にデメ研サロンを開きます。18時から21時くらい。場所は、学芸大学・カフェガーデンです。参加希望者は、出版記念会の申し込み頁を使って、参加申し込みしてください。定員になり次第締め切ります。

■サロンの頁はこちら。


4月6日(日)
◇企画書整理。新しい案件が続々と出てくるなぁ。僕の場合、企画だけ作って、あとは誰かに任せるということをしないので(出来ないので)、とにかくスタートのところまでは全力疾走で進む。その後は(笑)優秀な友だちがたくさんいて助かる。なんか、すべての領域の企画を一枚のシートにしたくなった。

◇僕のブログ、どんどん「後ろ向きブログ」が拡大しているので、凄いことになっている。加藤くんが入力してくれて、ブログにアップしてくれる。それを橘川が校正して修正する。1973年、橘川が23歳の時の原稿を読み直して校正する。いやはや、凄い行為だ。

「深呼吸する言葉」も毎日アップしているので、未来と過去へ向けて同時に進撃している。

4月7日(月)
◇燃えるゴミを出す。

◇亀ちゃんに電話して「打ち合わせやらないとまずいだろう」と言うと、「橘川さん、こないだ、これからは毎週月曜日は仕事しない日にするって言ってたじゃないですか」と言われる。ああ、そういえば、「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」を出してから、生活のリズムを変えようと思って、毎週月曜日は休みにする、毎月最終土曜日はデメ研サロンにする、と決めたばかりだ。でも、月曜日は休むわけにはいかないだろうな。なんとか、リズムを刻みたい。

◇僕は旅とか旅行とかって、学生時代から全くしたことがない。行くのは目的がある時だけ。山に行くのは登山のためだが、あとは、旅とは、友だちに会いに行くためのものだった。放浪のような無目的な旅というのが、だらしない甘えのように思えて、嫌だった。吉本隆明が「ここにないものはどこにもないさ」と書いていたのが、妙に自分を縛っていたのかも知れない。

◇こないだ北海道に後藤くんに会いに行って、場所が変わると、思い切り頭の回転が速まるということを、あらためて感じた。芭蕉は旅が好きだったのではなくて、旅をしないと俳句が浮かんでこなかったのではないか。旅はしないが、「深呼吸する言葉」を書くために知らない場所に行くのは良いかもな、と思っている。

◇ということで、東北とか北陸のガイドブックを購入。

4月8日(火)
◇大手町の野村ビルにある漢字検定協会の大久保くんを訪問。今後の活動について、いろいろと相談。経団連と経済同友会方面を一緒に回ることに。

◇大日本印刷の伊藤さんが来社。これからの印刷業のあり方について、再度レクチャー。伊藤さん、今年の新入社員の訓辞で、「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」のフレーズを引用したとか(笑)。使える本なのだ。

◇ソニーデジタルが「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」の携帯待ち受けを作ってくれた。無料ダウンロード出来るので、一度試してください。フラッシュ制作をしてくれたのは、福永真里さん。凄くカッコよくて感謝です。

●携帯待ち受け(制作提供・ソニーデジタルエンターティメント)
下記のURLを携帯電話に転送してアクセスしてください。
http://mm.spe.jp/s/cpn/kotoba/top.php

◇「深呼吸する言葉」は100文字以内のフレーズという1ソースをいろんな方面に展開出来ます。今年は、いろいろやりますが、中心にあるのは「深呼吸する言葉」です。

4月9日(水)
◇八丁堀の教育支援協会で吉田さんと打ち合わせ。寺脇研さんは、朝ズバやめて、スーパーモーニングに移ったらしい。

◇お茶の水の日販で柴田くんと打ち合わせ。究極のフリーペーパーを実現したい。

4月10日(木)
◇ロッキングオンの会議。今年の夏はお楽しみだ。

◇渋谷のマークシティで、帯広の後藤くんと打ち合わせ。つばめグリルに行ったが、満員。近くの店でランチ。後藤くんと、6月に地域活性のセミナーを実施予定。

◇オンブックの編集会議。「インピーダンス・マッチング」を電機メーカーなどが新人社員研修用に購入してくれる動きがあるので、対応を検討。オンブックの発行スタイルも出来あがってきたので、「ボラれない自費出版」(笑)としても、アピールしていこうと思う。

◇教育CSR会議の編集会議。金子くんは風邪で休み。教育のWebマガジンを制作中。

4月11日(金)
◇コンテンツワークスの三宅さん来社。ずっとオンブックを担当してもらっていたが、転職するらしい。今年の春は転職が多いな。

◇元ポノポノの竹本くんが久しぶりに来社。ベンチャーの連中も、いろいろ混迷中。

◇富士フィルムの山口さん、と久米信行くんが来社。「デザイン・ガーデン」で、組めることを検討。「深呼吸する言葉」の出口の一つとしてTシャツがあるな。

◇カミさんと、学大のラーメン研究所の隣にあるレストランで食事。ブイヤベースが美味。食べ終わったら、フレンドリーの後藤から電話。学大に来ているようだ。元ポルトガル料理やってた店が潰れて、ネパール料理店になっていて、そこに後藤夫婦がいるとのことで、僕だけ向かう。いろいろおしゃべり。

◇突然、「深呼吸宣言」を書き出してアップ。何か、時代が動く時は、いつも必ず「宣言」を出す。これはもう習性だな。僕は、本質にしか興味ないからね。まずは自分自身に向けての9ミリ弾。

4月12日(土)
◇良い天気なので、カメラ持って、都内巡回。

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◇橘川の写真は「こちら」

「深呼吸する言葉ネットワーク」が僕を入れて9人。これはやってみると、いろんなことが分かる。最大の自分にとっての効果は、自分のキャパシティの枠を広げていくことだと思う。やればやるほどやりたいことが増えてくるという感覚。もっと多くの人が合流して欲しいと思う。ネット上に面白そうな人がいたらナンパしてこようと思う(笑)

4月13日(日)
◇近所のコンビニに行ったら、また東京新聞が売り切れている。コンビニ3軒まわってゲット。昔は新聞は宅配だから、あらかじめ発行部数が決まっていた。でも宅配はやめて、コンビニや駅で買う人が増えてると思う。そうなると、配布部数の管理など、真剣にやらないと、ビジネスチャンス逃すよ。日経新聞は、その辺を意識してだろう、破棄してもかまわないから大量部数を配置している。これもまた問題だけど(笑)

◇現在、橘川が取り組んでいるテーマや、作業中案件などについてメモを公開していきます。以下よろしく。

▼橘川幸夫事務所

◇「サボるとは仕事をしないということではなくて、その人が生まれて与えられたテーマに取り組まないということである」(きつかわゆきお 深呼吸する言葉より)

2008年04月11日

深呼吸宣言2008/04/11

「深呼吸する言葉」
インターネット時代の新体詩運動を開始します。

橘川幸夫(きつかわゆきお)


◇21世紀も8年を過ごし、そろそろ20世紀とは異質な概念やスタイルが登場しても良い頃かと思う。情報化社会のスペックが揃い、ネットワーク環境が整ってきたにもかかわらず、そこで繰り広げられている表現行為に本質的な新しさがあるだろうか。既存の価値観に対するパロディや迎合ではない、本格的な表現活動が始まるべきだ。

◇若い世代は、ベンチャービジネスには関心を持っても、ベンチャー文学を立ち上げようとはしない。利益構造しか見えていない大人たちと同じ土俵で勝負して、どうする。コピーバンドをやって、先人の真似するだけのテクニックを身につけてどうする。魂の叫びを封印して、なんのための表現行為だ。

◇検索エンジンを使って、他の人の意見を探し、それを自分のブログで紹介するだけで、どうする。現在のブログに掲載されている情報の大半は、他の情報のコピペだと言われている。「どこそこで誰がこういった」「こんなニュースを見つけた」というような、余計なおせっかいをすることで、何かを表現しているように思うのは誤解だ。せっかくのネットワーク環境を持ちながら、オリジナルな情報発信をしようとするものが、あまりに少ない。僕は、親切な情報紹介者が必要なのではなく、あなた自身の「本当の言葉」を聞きたいと思うだけだ。

◇参加型メディア(CGM)とは、誰もが参加出来るシステムを作ることに意味があるのではなく、一人一人が全体に対して参加を熱望するエネルギーがなければ、無意味なシステムだ。参加させられるだけの参加型メディアに唾を吐きかけろ。それは、旧来のメディア権力の延命策でしかない。一人一人の参加への意志が磨き上げられた結果に、本当の参加型メディア・システムが登場するのだ。

◇表現行為とは、それを表現する本人が、より高みを目指していく行為である。しかるに既存の「コンテンツ」業界の発想は、より広く分かりやすくすることを目指している。それは、その方がマーケットが広がるからだ。その結果、売れるコンテンツは、売れれば売れるほど、読者(客)の層が低年齢化していく。

◇一度、売れるとか売れないとか、受けるとか受けないとか、そういうこざかしい概念からはずれたところで、表現活動をしてみないか。本来、常に、表現活動というのは、生きていくのと同義に、内側から湧き出てくるエネルギーにゆだねて個人が前へ進む行為なのではなかったのか。一発当てるためにでも、友だちに喜んでもらうのでも、暇つぶしでも、オナニズムでもなく、あるいは、それらの当為すべてを巻き込んで舞い上がるエネルギーそのものの龍であったはずだ。表現行為とは、なによりもまず自分自身が生きるためのものである。

◇明治初期に、それまでのインテリ層にとって当然の作法のように身につけていた「漢詩」というスタイルを打破するために、西洋的な自由詩の展開をかかげて「新体詩運動」が始まった。今から見れば、国家政策として怒濤のように攻め入ってきた「西洋文化」に対する、甘い憧憬と性急な迎合のように見える。

◇僕は、日本の近代文学というのは、近代を謳歌した文学ではなく、外部から浸食してくる「西洋」の波に傷ついたアジア日本の心の問題だと思っている。漱石しかり、透谷しかりである。本来の生活・人生スタイルに対して暴力的に「新しさ」を突きつける「西洋」「近代」に対して、理解しつつも生理として受け付けない心の葛藤の中で、本質的に傷ついた姿を表したのが近代日本文学であった。

◇当代の大知識人であった夏目漱石は、ロンドンに留学をして、西欧人には、日本人の「情緒」というものが分からない、と嘆く。日本人の情緒は自然を主体にしたものだが、西洋の情緒は近代的自我のものであったのだろう。しかし、日本に帰ってきて、あたりを見回すと、逆に、日本にはなくて西欧にはあるものを理解する。それは「思索」というものである。日本人は情緒しかない、と嘆くのである。僕は、学生の時に、漱石の漢詩を読んで「情緒と思索」を融合させようとする、漱石の方法論に触れた。

◇明治の新体詩運動は、西欧的な情緒(ロマン)の導入であった。時代背景を想像するに、それだけでとても大きなインパクトのあった運動だと思われる。僕は、明治の頃に近代が導入された日本の人々と同じ状況が、情報化社会が導入された現代日本の人々の心性を襲っていると思っている。それはグローバリズムの名のもと、世界中の人々にとって、近代化と同質かそれ以上の衝撃を与えていると思う。

◇ビジネスでも社会システムでもなく、一人の人間個人の心と魂の問題としてこうした状況を見れば、逃亡でも引きこもりでもなく、新しい表現行為へ向かうことによってでしか、次世代の人の主体性は築きえないだろう。混迷する時代状況は、表現活動にとっては千載一遇の契機でもある。

◇インターネット・ケイタイ文明の端緒において、僕は、新しい文化形態を「深呼吸する言葉」とて提起したい。その根底にあるのは、漱石が苦闘した「情緒と思索」をどう止揚するか、ということだ。単なるポエジーではなく、単なるロジカルシンキングでもない。そして、どちらでもある。アジテーションでもあり、日常情感であり、エッセイでもあり、ジャーナリズムでもあり、グチでもあり、ぼやきでもあり、苦言でもあり、賛意でもあり、ダジャレでもあり、概念規定でもあり、提言書でもある。そして、いずれでもない。新しい表現活動ムーブメントを「深呼吸する言葉」として、スタートさせたい。別個に進んで共に撃つ。それぞれの場所から進んでくれる人を求む。


■導入マニュアル

▼基本ルール
◇1本の原稿は、100文字以内でまとめてください。
◇ブログは、どこのサイトでもかまいませんが、「はてな」を推奨します。
◇全体のタイトルは「深呼吸する言葉・本人の名前」としてください。
◇各文章のタイトルは、「深呼吸する言葉・なんでも良いです」。つけなくてもかまいません。
◇公開は、1日1本に限定してください。選ぶことも大切なことです。
◇開始したら、橘川まで、URLをお知らせください。メールする時は、タイトルは「深呼吸する言葉」にしてください。橘川の方で、リスティングして公開します。

▼詳細は「こちら」。

▼展開案
◇ある程度の動きがまとまったら、橘川が選ばせてもらい、「深呼吸和歌集」として書籍化していきます。「インターネットは書くためのもの、本は読むためのもの」ということを実践していきます。

▼「深呼吸する言葉」最初の本
「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」きつかわゆきお

●携帯待ち受け(制作提供・ソニーデジタルエンターティメント)
下記のURLを携帯電話に転送してアクセスしてください。
http://mm.spe.jp/s/cpn/kotoba/top.php

2008年04月05日

一週間の日記 3月30日から4月5日まで

▼おしらせ
◇毎月、最終土曜日にデメ研サロンを開きます。18時から21時くらい。場所は、学芸大学・カフェガーデンです。参加希望者は、出版記念会の申し込み頁を使って、参加申し込みしてください。定員になり次第締め切ります。



3月30日(日)
◇文科省の報告書締切が、3月一杯なので、山北さん、井上くんが徹夜の作業。不明点の連絡が、いろいろ入ってくる。

3月31日(月)
◇亀田くんが事務所に来て、打ち合わせ。今年は、いつになく忙しくなりそうだ。

◇文科省へ報告書を郵送。

4月1日(火)
◇本の反応は嬉しいものだ。ある人は「インターネットの時代においての書籍の役割は、こういう本で示される」と言ってくれた。またある人は「短い文章ですぐに読めたが、読後の充実感は一冊の本と同じだ。すごく贅沢な本の作り方だ」と言ってくれた。僕の知らない人も、いろいろとブログに取り上げてくれ始めた。なんか伝わり方が良い感じ。読んでて、にやついてしまう。

◇でもほんとに、気に入る言葉は一人一人違うんだよな。その時の気分によっても違うみたいだし。あしゃぬまんが気になった言葉は、ズバリ、あしゃぬまんを意識して作った言葉なので、にやついた。しかし、僕自身が気に入ってる言葉は、ほとんど出てこないな(笑)。

◇僕は、若い時から、労働の対価というのは、自分がしたくない仕事(社会的な作業)をすることの報酬だと思ってきた。それでも僕のやってきた仕事の半分以上は自分の楽しみだったと思うが。それで、自分の本のように、100%自分のしたいことだけをして得た印税というのは、労働の成果というものではなくて、ご祝儀か賽銭の類だと思ってきた。だから、これまでも本の印税は生活費ではなくて、派手なパーティやったり若い連中の新規事業に投資(あげる)(笑)したりしちゃったことが多かった。苦労して稼いだ金だったら、そんなことはしない。だけど、今度の本はちょっと違うな。この本の利益は、「深呼吸する言葉」が広がるように使いたい。あるいは、次の本が書けるように自分に投資したい。僕は、芸人にはなりたくなかったけど、「文章を書いてお金をもらうということは、どういうことなのか」ということだけは、自分なりに追求してきたつもりだ。老後こそ、自分のやりたいことだけをやって生活すべきなのかも知れない。

4月2日(水)
◇羽田から十勝空港へ。飛行機の中でドリンクサービスがあるが、僕の頼み方はいつも決まっている。「リンゴジュースとコーヒー」と2種類頼む。それでリンゴジュースを先に飲み干して、その空コップにコーヒーのカップを重ねて、コーヒーをゆっくり飲む。熱いコーヒーに紙コップだと、柔らかくなって不安定だが、2重にすれば問題ない。ドリンク2種類頼んでも、そういう客は珍しくないのだろう、笑顔で対応してくれる。

◇十勝空港から十勝川温泉へ。タクシーの運転手のおじさんとおしゃべり。そろそろ山菜狩りの季節がはじまるらしい。「山わさび」というのが自生していて、これがおいしいらしい。ここ10年くらいは雪も少ないようだ。知らなかったのだが、北海道で米が取れるらしい。「温暖化らしいが、このままだと北海道が米どころになるのかねぇ」と。でも、北海道の米は、20年以上前に、これから地球に氷河期が来るということで、寒冷地向けの米の研究が進んで、その銘柄が北海道で生産されているようだ。知らない土地に来ると、普通の人から聞く話が、とても刺激的。

◇本当は、然別湖かトムラウシの山の中の温泉に行きたかったが、前日、釧路の方が凄い嵐が吹き荒れた、ということだったので、やばいと思い、帯広市から近くて何度も来ている十勝川温泉にした。しかし、嵐どころから、ポカポカ陽気であった。

◇温泉三昧。植物性の堆積層から湧き出るモール温泉は、自然のエステだな。

4月3日(木)
◇早起きして、十勝川を散歩。シベリアから白鳥が越冬のために飛来する場所がある。最近はシベリアに帰らないのもいるとか。渡り鳥が渡るのは、自然の餌を求めてだが、日本では人間が渡り鳥に餌をあげる。
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◇バスで帯広市内に入って、ホテルにチェックイン。駅前のパコ帯広は、温泉が充実したビジネスホテル。昼飯は、ぱんちょうの豚丼。初めて食べた時の興奮は薄れてしまった。食後は、六花亭へ。バターサンドとかチョコレートで有名だが、店でしか食べられないケーキ類は絶品である。今回はソフトクリームを食べた。3時間以内に食べてください、と案内があるが、新鮮な牛乳ならではの、おいしさ。帯広に行ったら、六花亭のソフトクリームを。

◇夕方、後藤健市くんが迎えにきて、食事。後藤くんは、帯広・北の屋台の仕掛け人の一人。屋台村から卒業した店に入。チーズをホットプレートで丁寧に焼いた料理とか、おいしい。後藤くんのカミさんの純子ちゃんも合流。みんな、80年代からの古い仲間だ。

◇今年の7月11日から13日まで、「とかち・ローカルサミット」をやります。橘川も参加するので、その期間に北海道へ来れる方、参加しませんか。何やるかは、これから企画しますが、つまらないことはしません。同時期に洞爺湖ではグローバル・サミットが行われますが、こちらの方が面白いはず(笑)。後藤くんたちが、十勝のおいしい店をいろいろ案内してくれるよ。

◇ホテルに入って、温泉。アカスリを頼んで、ついでに、リンパマッサージも頼む。この際なので、徹底的に体をほぐすことに。しかし宿泊代より高くついた(笑)

4月4日(金)
◇早起きして、緑が丘公園を散歩。前に来た時は、リスがいたけど、今回は何もなし。

◇後藤夫妻が迎えに来て、車でジンギスカンを食べに。地元の人しか知らないような場所にある、安くておいしいジンギスカン。昔、山梨の方で、地元の人しか入れそうもないウドン屋に行ったことがあるが、そういう感じ。そのあと十勝野フロマージュで、カマンベールのアイスクリームを食べ、お土産にカマンベールのチーズケーキを購入。

◇車から十勝の広大な畑を見ると、なんだか湖のように白いもやがかかってる。なんだろうと思ったら、後藤くんが説明してくれた。
「冷たい大地が暖められて水蒸気が湯気になって、ちいさな竜巻が無数に出来るんだ。十勝の春の風物詩だな」
「へぇー、すごいね」
「小さな竜巻は、みんな左回転の渦になってる。地球の磁力の関係だね」
「なんか、かわいい渦巻きだね、名前はあるの?」
「名前はないなあ」
「うずうずくん、とか名前つければ、キャラクターになりそうだな」
 なんて話をしながら、空港へ。晴れた大空を帰都につく。

◇羽田から事務所に帰って、お土産のケーキをスタッフに分配。カミさんと、近くの居酒屋・兆八へ。仕事の打ち合わせを兼ねて北海道報告。

◇2泊の十勝旅行で、50本ばかりの「深呼吸する言葉」を作った。さしずめ、百代の過客の芭蕉だな(笑)。違う土地を歩くと、いろんなインスピレーションが湧くのは確かだ。今年の夏は、しばらくあちこち歩いてみるかな。

4月5日(土)
◇塾生の筒井くんが、「ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。 」を20冊をアマゾン経由で買ってくれた。自腹で新しく入ってくる新人にプレゼントしたい、と。ありがたいことだ。アマゾンから事務所に本が届いていたので、サインをして筒井くんに送る。

◇塾生の加藤くんが、僕の昔の原稿をテキスト入力してくれる。これもありがたいことだ。僕のブログの中で密かに行われている新プロジェクト「後ろ向きブログ」に掲載する。70年代、80年代の所に、続々と僕の日記や手紙や原稿がアップされているのだ。

◇仕事が終わったら、カレーが食べたくなって、麹町のアジャンタまで行く。神保町の古書会館まで行こうと思ったが、桜が見事なので、市ヶ谷から四谷の土手を歩く。桜吹雪が心地よい。しかし、四谷寄りになると宴会が始まっていて、あららら、と逃げ出す。

◇当初の予定通り、「深呼吸する言葉」をネット・ケイタイ時代の新体詩運動としてスタートさせる。興味ある方は「深呼吸する言葉ネットワーク」に参加してください。