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社長日記

2006年11月25日

林さんの思い

しばらくプログが中断していた。会わなければならない人、会いたくて仕方ない人などがたくさんいすぎて、なんとも収拾がつかなかった。私の大好きな人・林雄二郎さんが卒寿を迎え、お祝いの会があった。90歳だ。1時間半の林さんの講演。いろいろ刺激を受けたが、「私はどのようなことがあろうとも、若い人が行動で示すことを信じている」と握りしめるように言われたことには、ジンと来た。それは、僕が、常に心の真ん中に置いている言葉だからだ。未来を信じることなく、現実の作業はこなせない。

2006年11月07日

三丁目図書館がドコモでもサービス開始

 オンブックでは、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントと提携して携帯コンテンツサイトの「三丁目図書館」を8月からauでサービスしていましたが、いよいよドコモでもスタートしました。今月中旬には、ソフトバンクもスタートなので、キャリア三社での配信が揃います。

 オンデマンド出版されたコンテンツやオリジナルコンテンツを、携帯でご覧になれます。

 ドコモでの登録の仕方は、メニューを辿って【コミック/書籍】→【小説】というやり方もありますし、Menuで「三丁目図書館」で検索すれば出てきます。月額300円と500円のコースがあります。

 携帯で小説? と思われる方も多いでしょう。僕も最初はそうでしたが、これだけ携帯メールを頻繁に使うようになると、携帯でテキストを読むことに慣れてきました。特に携帯コンテンツの販売時間は、夜の11時がピークというデータもあり、蒲団の中で寝ながら見るという習慣が拡がっているような気がします。昔は蒲団の中で文庫本読んだり、ビデオ見たりでしたが、携帯は片手で操作出来るし、電気を暗くしても読めるので、かなり便利です。寝る前にゲームをやる人も多いと思いますが、僕も最近は携帯ゲームです。

 聞いたところでは、携帯電話の視聴時間は1日平均3時間を超えたということです。つまり、テレビよりも視聴率が高いんです。来年は携帯コンテンツが大隆起すると思うので、オンブックもコンテンツの新しいアウトプットの手段として、いろいろと動いています。ご注目ください。

2006年11月05日

オンデマンド本の企画進行中!

オンブックには、毎日のように新しい出版企画の相談が来る。
オンブックは、「最低限のコストで書籍発行出来る」「小規模コンテンツの流通ソリューション」を目指しているので、これまでコストやリスクの問題で出せなかったような企画も、どんどん出せる。

さて、現在、企画進行中のうち「オンデマンド書き下ろし」の本についてご紹介しよう。



『銀座にミツバチが飛んだ日(仮)』
銀座ミツバチプロジェクト編 CMEコデックス

*銀座のビルの屋上で3万匹のミツバチが飼われている。皇居や浜離宮から新鮮な蜜を集めてくる。今年のクリスマスは、この蜜蝋で作ったロウソクで銀座の教会で賛美歌を奏でるらしい。そのプロジェクトのドキュメンタリーをオンブックにまとめています。地域起こしの新しいカタチを報告出来ますよ。


『立ち上がったレッサーパンダ −政治コラムの楽しみ−』
渡辺勝一

渡辺さんは東大を出てNHKに入り政治部の記者として活躍した人だ。著作には、「民主主義は究極の制度か/河出書房新社」がある。




『脳:永遠の不確実性との共生』
豊田誠

豊田さんは日本のIT技術の最先端を歩み、現在は産業技術総合研究所の研究者である。第五世代コンピュータの挫折以後の認知科学の研究をされていて「複雑性への挑戦―人間の認知プロセスのモデル化とそれに基づいたコンピュータシステムの概念的構築手法の確立」という論文を公開している。僕には素養がないのでさっぱり分からないが(笑)オンブック編集長の市川昌浩は、この方面に明るく、面白いと推薦している。


『伝説の海洋船舶画家・上田毅八郎自伝(仮)』
上田毅八郎

 上田さんは、静岡に住む86歳の画家である。作品はこちら。静岡の友人が「凄い人がいるから」と紹介してくれた。田宮模型の箱絵を描いていた人で、絵をみれば懐かしいと思う人も多いだろう。ロングインタビューを敢行。



『草野球な人々』イトヒロ

 イトヒロは僕が70年代に「ポンプ」という雑誌を創刊した時に、イラストレーターとして手伝ってくれて以来、ずうっと一緒に生きてきた仲間だ。突然の病魔に襲われて、病院生活を送っている。彼は早稲田のマンガ研究会の幹事長だったりして、マン研OBの草野球チームの主力メンバーとして活躍。草野球の仲間たちのエピソードを書いた。イラストはイトヒロが描けないので、ポンプの時に投稿者だった、岡林みかんちゃんが引き受けてくれた。みかんも週刊誌などで活躍している。


『肉さらい −闇に蠢く邪な蟲−』
高松 秀

ソニーの高松くんが書き下ろした不思議な物語。デビュー作である。
いろいろな仕事で関係した人が「オンブックで本を出したい!」と持ってくることは、もの凄く嬉しい。


『Namiさんの娘たち』
小南奈美子(構成・文 向山昌子)

小南さんは70代の素敵なおばあちゃん。アメリカで医学を学び、医者として活躍。医学博士で米国医師会会員だ。今は日本の未来のために、成人生涯教育教育のプログラムを開発している。

▼著者のブログ


この他にも、いろいろと凄い企画が集まってきているのだが、少しずつカタチになったら、報告します。
上記の本の詳細はこちらに。

2006年11月04日

鹿野谷武文さん

 デジタルメディア研究所で文科省より受託した調査事業、ODECOの件で長野の教育委員会を回ってきた。新そばの季節で、山の中にある美味しいお蕎麦を食べた。長野には蕎麦が山梨には、うどんがあって、地元の人しかいかない場所に、地元の人だけが食べに来る食堂のような店がある。こういう店は、地元に友人がいないと分からない。友人の家に招かれたような気持ちで、観光のための観光客の気分とは違う嬉しさがある。地域活性化とは、お金さえ落とせばよいという観光客を集めればよいというものではあるまい。

 ずるずるとお蕎麦を食べている時に、鹿野谷武文さんが亡くなったというメールが入った。以前から体調を崩していて、彼が手がけていた青森県・八戸市の活性化プロジェクトは、鹿野谷さんからデメ研の亀田くんに託されて「おあがりゃにせ はちのへ」へと具体化した。鹿野谷さんは、独特の風貌を持った人で業界的には「事務局長オトコ」として有名だった。さまざまな団体の設立に関わりながら事務局長として取り仕切っていた。「スマートバレー」という地域活性化とITをつなげる動きを日本に紹介し、NPO法人電子コミュニティ推進協会を設立し、事務局長をやっていた。

 地域活性化と教育活性化をメディアの側から追求したい、というのが僕のテーマなので、鹿野谷さんとは、これからいろいろと一緒に組みたいと思っていたのに残念だ。癌の告知以後も、いつもよりも更にパワフルに明るく振る舞い、西洋医療を拒否して死を迎い入れた。こうして、また僕らのフロントラインから活動家が一人ずつ消えていく。悲しいが、彼らの思いを預かりながら進むしかない。ご冥福をお祈り致します。