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社長日記

1997年06月11日

入浴と睡眠

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標題=入浴と睡眠
掲載媒体=日経新聞夕刊 ヒット宅急便 連載3
発行会社=日本経済新聞社
担当=
執筆日=1997/06/11
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 世の中が豊かになり便利になっても、忙しさが減少することもなく、ストレスのたまることばかり増加してくる。休暇をとって、海外旅行やレジャースポットに行っても、それはそれで疲れるものである。むしろ日常生活の中で、やすらぎを求めることは、当然のなりゆきである。「睡眠と入浴」は、日常生活の中で、最も大事な、やすらぎの時間帯であり、この時間帯を充実させめための小道具が様々に開発されている。

 OLたちで、通信販売で売り出されている、各種の安眠枕を話題にしたことのない人は少ないだろう。ヨーロッパの病院で使われている枕や、人間工学の基づいて開発され、特殊な素材が使われているハイテク枕などである。寝具やパジャマ、すみやかに睡眠に誘うアロマテラピーの香りからミステリー小説まで、睡眠に関する商品
に対する関心は高い。

 入浴もまた、ポイントが高い。風呂場は、かつては清潔を保つ場としてのウェイトが高かったが、現在では、リラクゼーション機能としてのウェイトが高くなっているだろう。入浴剤の爆発的ブームの頃から始まった傾向であるが、風呂場を快適なリゾート空間としてとらえようとする動きがある。また、入浴の際に体にラップをまきつける痩身法や、下半身しか湯につからない半身浴などの健康法が注目されるなど、健康センターとしての役割も与えられてきた。浴室用のラジオやテレビも登場し、石油から作られたユポという用紙を利用した、お風呂で読める絵本や、「フロ単」という受験生向けの受験用語暗記の本まで出るようになった。

 睡眠と入浴は、ゆっくりと個人になれる時間である。「風呂枕」は、浴槽にとりつける枕で、さまざまな材質と形態のものがあるが、おすすめは、台湾製の貝殻状のものである。これをセットして入浴すると、浴槽が、お湯につつまれたベッドと化すのである。