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Movable Type 3.2-ja-2

社長日記

1979年10月01日

題名なし


●どうしようもなくこんがらがってしまった糸のまとまりがある。一本一本、混乱の過程をたどりながら解きほぐしていこうという意志と、ええいっ、いっそのことNTカッターで切り落としてしまえ、という意志が同時にあって、おたおたと見ていると、歴史は更に混乱を紡んでいき、闇の部分を大きくする。

●時々、何が何だか分らなくなる。おまえがエラソウに信じてることなんてチャンチャラおかしいタワ言だよ……という声が聞こえてくる。更に時々、何もかも分った気になる。おまえが何を信じようと信じまいとカンケエネエヨーッ! という声が聞こえてくる。

●聞こえてくる、のがぼくの方法だ。ぼくは聞こえてきたものだけを聞いていたし、見えてくるものだけを見た。棚から隕石。

●言葉は一度だってぼくのものではなかった。言葉はいつもぼくの頭に落っこちてくるものだった。あらゆる感情が、あらゆる思考が、あらゆる発想が……一度だってぼくのものであったことがない。

●言葉が登場した瞬間に、実は世界中の言葉は語られてしまったのだ。言葉が表音に分類されたとき、残されたのは枠の中の組み合わせでしかなくなった。定型詩を愛してしまった人々は、やがて亡びゆくことを知っていた人種なのだろう。

●言葉が最初のシステム。ぼくたちは今、定型詩の情況にいる。あらゆる組み合わせ例がそろって用意されている。どのように動いても最終的は用意されたいずれかのパターンにおさまらなくてはならない。