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深呼吸宣言1 断橋
橘川幸夫(写真+テキスト)
オンデマンド
  • 価格   2000円(税抜)
  • ジャンル 深呼吸和歌集
  • 仕様   B6判 200頁
  • 発売   2006年2月発売
  • 発行   オンブック
  • ISBN4-902950-20-0 C0092

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内容紹介
「見ることと伝えること」を生涯のテーマにしてきた著者による写真とテキストによるメッセージ・ブック。「リアルとは正確な表現ではない。正確な関係だ」
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横町の哲学者 by 濱田逸郎(江戸川大学 社会学部教授)
橘川幸夫は『横丁の哲学者』だ。
「深呼吸宣言」を読むとそれが良くわかる。
「深呼吸宣言」は、橘川がこれまで書き重ねてきた文章の中から、彼を慕う若者たちが珠玉のフレーズを選び出し、橘川が撮りまくったデジカメ写真とあわせ編集したアフォリズムである。

「アフォリズム」。大辞林によると《簡潔な表現で人生・社会などの機微をうまく言い表した言葉や文。金言。警句。箴言(しんげん)。「芸術は長く、人生は短し」の類。》
パスカルの「パンセ」、芥川龍之介の「侏儒の言葉」などに見られる表現形態だ。
これらのいずれもが、アフォリズムを意図して書かれたもの。
しかし、「深呼吸宣言」は文章の断片をピックアップしたらできちゃったというところがすごい。いまはやりの「できちゃった出版」なのである(?)。
橘川自身があとがきで《僕の文章は評論でもエッセイでもなく、音楽の、フレーズだと思ってきた。》と書いているところにその秘密があるのだろう。

読み飛ばせばものの15分で読み終える分量だが、味わいつつ読むと大変だ、読者に行間を読むことを強いる。
書くほうはもっと大変だろう。短いものほど筆者の人間性や見識があらわになってしまうのは、メールと同様だ。
人間性にさもしさが勝ると、「世故に長けたコトバの連なり」になったり、「鼻持ちならない浮ついた言葉」になる。
橘川が学生の頃から一貫して、損得勘定を省みず好きなこと信じることに、周辺の友人を巻き込みつつ向こう見ずな試行錯誤を重ね、ドラマチックな浮き沈みを繰り返してきたからこそ、「含蓄ある味わい深いコトバ」や「はたとひざをうつ本質的表現」を紡ぎ出せたのだろう。

例えばこれはどうだ。
■ロックとは表現欲求より、コミュニケーション欲求が勝ってる状態のことだ。
そうだよなぁ。だからロッカーは歌が下手でもかまわないのだ。
■信念を持たない奴は嫌いだが、自分の信念を疑わない奴はもっと嫌い。
多いんだよ、この手のやつが最近は。ジョージ・ブッシュと彼のポチなんて、この代表だよな。
橘川幸夫の囚われないライフスタイルが、時代をうがつ自由なアフォリズムを生み出し、横丁の哲学者を誕生させたのである。

第一回オンブック書評コンテスト入選作
by 加藤清司
 この本は、表現と視点の組み合わせを楽しみながら読む手紙だ。
 ヘーゲルの弁証法「正・反・合」というよりも、三つの視点を独自に組み合わせていろいろな方向から皮肉たっぷりに表現している。
 スマートというより、納得できて楽しめる。……続きを読む »

関連書籍
●『深呼吸宣言2 飢鴉』
●『深呼吸宣言3』

著者による書籍紹介
●『深呼吸宣言1 断橋』について
●「PT Books〜Photograph&text」について

著者プロフィール
1972年、音楽雑誌『ロッキング・オン』、78年、全面投稿雑誌『ポンプ』を創刊。その他多くの雑誌創刊を手がける。(株)デジタルメディア研究所代表として、新規メディア開発、マーケティング調査、企業コンサルティングなどを行う。また、(株)オンブックの代表として、オンデマンド印刷を活用した新しい出版文化創生を目指す。近著に『21世紀企画書』(晶文社・2000)『インターネットは儲からない!』(日経BP社・2001)『暇つぶしの時代』(平凡社・2003)『やきそばパンの逆襲』(河出書房新社・2004)『風のアジテーション』(角川書店・2004)『深呼吸宣言』(オンブック・2006)がある。
著者HP:http://www.demeken.co.jp/
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