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2004年『イラク建国』(中公新書)を発行し、イラク建国にまつわる欧米の意図が現在のイラク混乱を招いたことを喝破した著者が、日本幕末を舞台にレイシズム(人種偏見)の根源を追求。圧倒的な筆力と知識で、本の面白さを堪能させてくれる。大河ドラマの第一巻が、ここに刊行。 明治目前の慶応四年。京都鴨川沿いの縄手通りで、物陰から怪鳥のような声を発して志士が二人、刀をふりかざし英国公私の行列に襲いかかる。生き残った一人が刑死直前、虚ろな目、絶望の表情で撮られた写真――そこが始まりだった。 20世紀、21世紀に呼応するのはレイシズムの絶望である。ヒトラーが愛でた一人の女レイシストに迫る究極のノンフィクション。 ■著者による自著紹介(PDF) (閲覧にはAdobe Acrobat Reader が必要です) ■目次 ante omnis(緒言) Prologue 黄金のキャベツ 1 テロリストの高下駄 2 ヴァルキューレの呱々 3 いやな感じ 4 熊楠と正覚坊 5 リンツの口笛 ■著者プロフィール 経済総合誌「FACTA」編集兼発行人。 1948年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。73年に日本経済新聞社に入社、東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て90年から論説委員兼編集委員、95〜98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て退社し、ケンブリッジ大学客員研究員。99〜2003年に月刊誌「選択」編集長、05年11月にファクタ出版株式会社を設立した。著書に『イラク建国』(中公新書)、訳書にP・K・ディック『あなたを合成します』、同『ブラッドマネー博士』。 第一回オンブック書評コンテスト入選作
「脳の中の迷宮」by 田尾宏文
未完の作品の書評を書くことは、次刊以降の記述にささやかな影響を及ぼすことができるという甘い誘惑と、その対極で書評自体が敗残し「ぞっとする嫌悪」に晒されることを覚悟しなければならない。『有らざらん壱』は、書評を書きたくなる作品である。……続きを読む »
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